先日のお休みは鎌倉にいきました。
にっこりとかわいいお地蔵さん目当てに長谷寺によりました。
すると、おみくじ発見。
前回は私の分をご紹介しました。
おみくじ好きの私は、いろいろな文面が見たいので主人にも必ず引いてもらいます。
今回は主人分をご紹介。
まずは長谷寺のおみくじの概要です。
原文は漢文で書かれていました(右側)。
左側に現代語訳の解説があり、下には英語でも書かれています。
右側の原文も味があって素敵なのですが、なんせ読めません。
左側の現代語訳のほうを表に書いてみます。
本文(現代語訳) | 解説 |
---|---|
臘木(12月の木)にも春が将(まさ)に至る 冬木立にも春の訪れる時 | 耐え忍ぶ時は終わりました |
芳しく菲(はなかおり)、喜び再び新たなり かんばしい花が咲き、新たな喜びが生まれる | まずは喜びを味わいましょう |
鯤鯨(こんげい)もいざ、巨波(おおなみ)を興さん 伝説の大魚が波を起こした、変化の時だ 鯤鯨…伝説の大魚。時を経て大鵬という神鳥になり、天地の北から南まで一息に飛ぶという | 大きな変化の波を見逃さず |
鈎(つりばり)を挙げよ、禄(さいわい)も真と為ろう (今こそ)真の幸せを釣り挙げよ | 決断の時と覚悟すれば よい結果が得られるでしょう |
おみくじの文面を見ていきます。
吉ってこんなにおめでたい書かれ方をするんですね。
「春が将(まさ)に至る」
「芳しく菲(はなかおり)、喜び再び新たなり」
冬の枯れ木から、気温が上がって花々が咲き誇る様子が目に浮かびます。
そのぐらい喜ばしい運気だということです。
次の「鯤鯨(こんげい)もいざ、巨波(おおなみ)を興さん」ってすごくないですか。
よく、チャンスが訪れることをビックウェイブとかいいますが、まさにそれ。
伝説の大魚が現れるって。
しかも、その魚は神の鳥になるようなすごいやつなのです。
わたしのおみくじは「ちゃんと堅実にいきなさい」という怒られ気味なメッセージでした。
主人が引いたおめでたさとは雲泥の差です。
引いた当人は心当たりがないようで、文面に関心が及びませんでした。
わたしがおみくじを欲しがることをしっているので
「ほしいんでしょ。あげる。」
とすぐに手渡してきました。
こんなに素晴らしい文面なんだけどなあ。
おみくじをひいても吉とか末小吉とかは気にせず、文面からメッセージをもらうようことを心がけています。
でも、このおみくじは「やっぱり吉なのね」と思わず言ってしまうような素晴らしい内容でした。
自分のものではなかったけれど、読めただけでワクワクしてしまうような。
そんなおみくじを拝めてよかったです。
鎌倉のおみくじ、まだ続きます。