おみくじ

すばらしい運気 鎌倉 長谷寺 おみくじ 第34番 

長谷寺のおみくじ

先日のお休みは鎌倉にいきました。
にっこりとかわいいお地蔵さん目当てに長谷寺によりました。



すると、おみくじ発見。
前回は私の分をご紹介しました。
おみくじ好きの私は、いろいろな文面が見たいので主人にも必ず引いてもらいます。



今回は主人分をご紹介。


まずは長谷寺のおみくじの概要です。


原文は漢文で書かれていました(右側)。
左側に現代語訳の解説があり、下には英語でも書かれています。



右側の原文も味があって素敵なのですが、なんせ読めません。
左側の現代語訳のほうを表に書いてみます。

本文(現代語訳)解説
臘木(12月の木)にも春が将(まさ)に至る
冬木立にも春の訪れる時
耐え忍ぶ時は終わりました
芳しく菲(はなかおり)、喜び再び新たなり
かんばしい花が咲き、新たな喜びが生まれる
まずは喜びを味わいましょう
鯤鯨(こんげい)もいざ、巨波(おおなみ)を興さん
伝説の大魚が波を起こした、変化の時だ
鯤鯨…伝説の大魚。時を経て大鵬という神鳥になり、天地の北から南まで一息に飛ぶという
大きな変化の波を見逃さず
鈎(つりばり)を挙げよ、禄(さいわい)も真と為ろう
(今こそ)真の幸せを釣り挙げよ
決断の時と覚悟すれば
よい結果が得られるでしょう
*書き手の判断で一部読み仮名をかっこ書きで標記しました。


おみくじの文面を見ていきます。

吉ってこんなにおめでたい書かれ方をするんですね。

春が将(まさ)に至る
芳しく菲(はなかおり)、喜び再び新たなり

冬の枯れ木から、気温が上がって花々が咲き誇る様子が目に浮かびます。
そのぐらい喜ばしい運気だということです。


次の「鯤鯨(こんげい)もいざ、巨波(おおなみ)を興さん」ってすごくないですか。
よく、チャンスが訪れることをビックウェイブとかいいますが、まさにそれ。
伝説の大魚が現れるって。
しかも、その魚は神の鳥になるようなすごいやつなのです。


わたしのおみくじは「ちゃんと堅実にいきなさい」という怒られ気味なメッセージでした。
主人が引いたおめでたさとは雲泥の差です。




引いた当人は心当たりがないようで、文面に関心が及びませんでした。
わたしがおみくじを欲しがることをしっているので
「ほしいんでしょ。あげる。」
とすぐに手渡してきました。


こんなに素晴らしい文面なんだけどなあ。


おみくじをひいても吉とか末小吉とかは気にせず、文面からメッセージをもらうようことを心がけています。
でも、このおみくじは「やっぱり吉なのね」と思わず言ってしまうような素晴らしい内容でした。


自分のものではなかったけれど、読めただけでワクワクしてしまうような。
そんなおみくじを拝めてよかったです。


鎌倉のおみくじ、まだ続きます。


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