身分違いの恋というのはいつの時代も人の心を沸かせます。
何のことかというと、群馬県桐生市にある白瀧神社の伝説です。
むかし、桐生から朝廷に仕えた男性が官女に恋をしました。
地方出身の役人と官女。
身分違いの恋を乗り越えたのは歌だそうです。
このころは素敵な和歌を詠めることが素敵な男性の条件だったのですね。
京都から嫁いだ女性は桐生の地に製糸や織物の技術を伝えた「白瀧姫」としてまつられます。
この地方にとって大切な産業が身分を超えて結ばれた恋によってもたらされたという伝説。
どこまで本当なのか。
今となってはわかりません。
製糸や織物を担う「かかあ」たちには響いていたのではないでしょうか。
家庭も仕事も支えてきた彼女たち。
でも、乙女な気持ちは案外消えないものだから。
良縁や仕事の上達を願ってきた女性たちに支持されてきたのでしょう。
境内の大岩「降臨岩」にも耳を近づけてみました。
わたしには機織りの音は聞こえなかったけれど、100年前の乙女たちも耳を澄ませてみたかもしれません。
立派な神楽もあり例大祭では太大神楽(だいたいかぐら)も奉納されるそうです。
お賽銭箱の近くにおみくじがありました。
わたしが引いたおみくじはこちら。
よくあるタイプのおみくじです。
裏側には「神の教」もありました。
主人にも引いてもらいました。
わたしのと違うおみくじだったようです。
違う種類のおみくじがはいっていたのかな、と勝手に推察。
白瀧神社は社務所もなかったので、おみくじを切らさないように多めに入れているのではないのかな。
購入のタイミングや好みかわかりませんが、種類の違うおみくじがミックスされてしまったのではないでしょうか。
引く方にとっては、いろんな種類のおみくじが引けるので面白いと思いました。
最後になっちゃったけど、御神木のけやきも見事です。
樹齢300年以上とも伝えられてるそうな。
近くに駐車場もありました。
宝徳寺から10分ぐらいで歩いていくこともできます。
それでは また☆