「占いに行ってみようと思って」
職場の同僚に相談されました。
私が占いの勉強をするのが趣味だと知っていたからだと思います。
『早死にする』と言われた母
母親が40代のころの話です。
手相占いで「あんたは早死にする」と言われたそうです。
あれから30年近く経っていますが、母親はいまだ存命。
電話をするたびに、ご近所トラブルのいざこざを聞かされますが、まだピンピンしています。
そのことを母親に聞くと、
「40代の時に、考え方がガラッと変わって、生き方も変わったから。
もしかしたら、今までの自分が一度死ぬって事だったのかも。」
そんな話を聞いて妙に納得してしまいました。
占いは象徴
占いは象徴を読み取ります。
占い師さんは、母親の手から人生が終わるサインを読み取って伝えてくれたんだと思います。
でも、それはきっと、今までの生き方が終わる、というようにも読み取れただろうし。
生きながら生まれ変わるような大きな変化、とも読み取れたんだと思うんです。
そう、ひとつの象徴から、いろんな解釈ができるんです。
だから、占い師さんが「はずした」とは言えないけど・・・。
占いを勉強している私は思いました。
占いは伝え方
どこかで「占いは国語力」という言葉を聞いたことがあります。
占いの力量は読み取った象徴をどう伝えるかにかかっているということだと思います。
母親の手相占いがでたらめだとは言わないけれど。
伝え方が雑だな、とは思いました。
誰だって「早死にするよ」と言われたらショッキングです。
トラウマになります。
占いが嫌いになったり、憎んだりする人もいると思うんです。

現在はネガティブな象徴も前向きにとらえて、伝えてくれる占い師さんが増えています。
私が勉強している西洋占星術でも、スクエアやオポジションといったハードのアスペクトを前向きに解釈している占い師さんを見かけるようになりました。
30年前はまだ昭和でしたし。
現在は、占いを受ける人がショックを受けるような伝え方をする方もいないと思うのですが。
占い師さんも人間ですし、占いを受ける方は、そういう方もいるということをわかっておく必要があるかもしれません。
決めるのは自分
占いを受ける時ってどんな時でしょうか。
きっと、何かを迷っている時だと思うんです。
これは、私の個人的な意見ですが。
占いの結果を決断の材料にするのはいいけれど、決断の理由にしない方がいいと思います。
占い師さんは出ている象徴を読み解いて、伝えるのが仕事です。
だから、いつも周りにいる人と違う意見を言ってくれたり、違う視点で相談に乗ってくれるかもしれません。
自分を押してくれる意見を聞ければ嬉しいですが、そうでない時もあります。
耳の痛いアドバイスも聞きつつ、冷静に受け止めて。
聞いた情報をどう活かすかはその人次第だと思います。
まとめ
長くなってしまったので、最後に箇条書きにしてみます。
占いに行く前に知っておきたいこと
・占いは象徴を読み解く
ひとつの象徴から、いろんな解釈ができる。
だから、占い師がネガティブなことを言っても、それが正しいとは限らない。
・占いは伝え方
象徴の意味をどう伝えるかは占い師の力量にかかっている。
占い師にショッキングなことを言われても、それが必ず起こるかはわからない。
・占いは決断の材料にする
決断するのは自分
相談してくれた同僚は、「占いで嫌な思いをした~」と漏らしていたので、ついついネガティブなポイントばかり並べてしまいました。
でも、占い好きとしては 占い特有の雰囲気を味わったり、占い体験を楽しんで欲しいです。
同僚には、機会があったらこのあたりのことも話しておきたいと思いました。
それでは また☆