昨日は図書館で借りてきた本を一気に読んでしまいました。
図書館で借りてきて、昼食後にほんのちょっとのつもりで開いたら止まらなくなり。
最近お気に入りの髙森美由紀さんの本です。
31歳の誕生日の前日に会社がつぶれて職を失った主人公。
そのことを両親に隠したまま実家のリフォームの手伝いに帰ります。
小学生の時になくなった曾祖母の部屋の片づけを頼まれると、
彼女と過ごした日々を思い出していきます。
かずさんが行商をして苦労したこと。
できないことがあるために引け目を感じて生きてきたこと。
それでも必死に生きてきたこと。
ふかふかとしたやさしさの奥にこんな理由があったんだ。
ラストを読んで涙が止まらなくなりました。
主人公が物語終盤で考えていたように。
たくさんの命がつながって、私がいる。
今生きているのは、与えられた命。
そんな大きな流れで考えると。
ちっぽけな私だけの好みや価値観だけで生きていてはいけないような気がしてきます。
私とは違う価値観の人たちも、それぞれの思いがあると思うとむげにできない。
とくにここ数年。
私は今までよりもデカい器で周囲を受け止めて行動することが求められているような気がします。
でも、そればっかりじゃ私がなくなるようで辛くなります。
若い時はそれで何度も失敗しました。
自分じゃない人を演じすぎて、引き受けて、自爆しちゃう。
そこのところをうまくやりつつ。
バランスをとっていくのが、おばさんのミッションなのかな。
私はまだまだです~
本を読むとスッキリ。
一気に読んで、違う世界で旅したからか。
リフレッシュした気分になりました。
そういえば、旅行に行った時の楽しみに
「ゴロゴロして本を読む」というのがありました。
食事の用意も片づけもしなくていいので。
ホテルのベッドで寝転がって。
邪魔をされずに本を読むのが至福の時なんですよね。
でも、よくよく考えてみたら。
それってうちでもできます。
図書館で本も借りられるし。
もっと読書を楽しんだらいいんじゃないかしら。
もしかしたら。
旅に出ないと読書をゆっくり楽しめない、と考えていたのでは。
おうちでは忙しいから、と思い込んでいた節があります。
自分に読書時間を許してあげたら。
旅行に行きたい欲が減るんじゃないか。
むやみなおでかけ欲がなくなって、出費が減ったりして。
節約のきっかけはいろんなところに転がっていますね。
案外、自分の心地よさの延長上にあるのかも。
無理は止めて、ラクに生活できてお金もたまったらいいですね~
それでは また☆
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