先日 夫婦そろって平日におやすみがとれたので鎌倉に行ってきました。
ガイドブックに載っていたお地蔵さんが見たくて訪れた長谷寺。
拝観料400円にびっくりしたけど、整えられた寺内に納得。
あじさい寺で有名なお寺さんだったんですね。
金ぴかの観音様に洞窟の中の弁天様など。
見どころもたくさんでした。
長谷寺にはおみくじもありました。
占いが好きな私。
おみくじも例外ではありません。
見つけると必ず引きます。
長谷寺のおみくじは江戸時代初期から伝えられているもので、百首の漢詩の中から一種を選び取る形です。
おみくじの右側が木版刷りの原本で、左側が解説になっています。
下には英語訳もありました。
左側の解説を表に書いてみます。
本文 | 解説 |
---|---|
中正ならば方に道を成すも かたよらず正しく歩むことで道は開けるものだが | あまりに正しい人はうがったり用心したりしないので |
姦邪にあやまちを惹かれる恐れあり よこしまな誘惑に道を邪魔されることもある | 人の悪意に惑わされることもある |
壷中の妙薬を盛れば (そんな時は)自身の良心を取り戻し、また良き人の導きを求めよ | 冷静になること、もう一度よく考えること、いい勉強をしたと思うこと |
久しからずして煩煎(悩み苦しみ)も去ろう そうすれば、程なくして迷いから逃れられよう | いつまでも悩まず、さらに一歩踏み出しましょう |
一読して、堅実に毎日を送っていれば、だいじょうぶだよ、という運勢だと解釈しました。
でも、それって普通のことですよね。
うーん。
わざわざ「姦邪にあやまちを惹かれる恐れあり」って注意喚起しているのが気になります。
解釈にある「よこしまな誘惑」っていうのも怖いです。
なんだろう、どういうことが起こるんだろうって気になっていました。
でも、先日。
「あ、これかも」ということがあったんです。
職場で来年度の働き方について意向調査が始まっています。
わたしは130万円の扶養内で働いていて、来年もそうしようと思っています。
でも、社会保険で働いている同僚と話をしていると感化されてしまうんです。
「少し頑張れば扶養から外れてもやっていけるかもしれない」
なんて、考え始めてしまいます。
この20年間、なんども失敗してわかっているはずのなのに。
今度はがんばれるかもしれないって考えてしまうんですよね。
頑張って社会から認められたいっていう欲があるんだと思います。
扶養から外れて頑張れる人はそれでいいんですけど。
わたしは働く時間が増えると体調を崩してしまいます。
かえって周りに迷惑をかけてしまうんですよね。
そんなことを考えていて、おみくじを思い出しました。
「よこしまな誘惑」というのは、誰かに騙されることではなく、自分の欲でした。
おみくじを引いたのは、意向調査の案内が来る前です。
「自分の軸を見失っちゃいかんよ」と注意喚起してくれたのかもしれません。
この流れが面白かったので、書いてみました。
こんなことがあるから、占いってやめられません。
鎌倉ではほかにもおみくじを引いたので、また書きます。
それでは また☆