気にになることがあるとずっと考えてしまいます。
これは癖のようなもので直りません。
とくに仕事のことが多いです。
今日の朝も、気になることを書いてみるとほとんどが仕事のことでした。
「もしかしたらミスの原因になるかもしれないから、電話しなくちゃ」
休みの日にもかかわらず、職場に電話することに。
「そうなると、これも言っておこう、あれも言っておこう。」
次から次へと思い付き、ノートに箇条書きしました。
そんな矢先にふと開いた本に書いてあったのです。
「仕事のとき以外は仕事のことを考えない」
え、そうなの?
ドキッとしました。
まさに、わたしのことです。
仕事ではないのに、仕事のことばかり考えていました。
仕事が終わってからも仕事のことばっかり考えてしまう。それで大きいストレスを抱えている人がほんまに多いようです。
仕事をしていないときは、仕事のことは考えんようにしてください。それができないから困るんやと言われるかもしれませんけど(笑)、今考えるべきことと、そうでもないことをしっかり区別して、切り離す特訓をしていきましょう。
「心に折り合いをつけて うまいことやる習慣」 中村恒子著 より
仕事のことで頭をいっぱいにしている自分を見られていたようでハッとしました。
試しにタロットカードを引いてみると、アドバイスとして出てきたのは太陽の逆位置でした。
解説書を読んでみると、「意味のない努力をしていることに気づいて。健康的なライフスタイルを」などの言葉が刺さります。
休みでも仕事のことを考えているのは、熱心なようにも見えます。
でも、仕事に依存しているとも考えられます。
頭の中を支配されている状態はタロットカードの言う通り健康とは言えません。
少し冷静になって考えてみました。
わたしが電話しないことでミスが起こってしまっても、小さなことです。
今後のことを考えて「次回からは気をつけてほしい」と注意を促すことで済みそうです。
そもそも、ミスが起こるかどうかも確かではありません。
わたしは電話をしないことにしました。
それにしても。
たまたま開いた本のページが、わたしのことを見ていたかのようなことが書かれていてびっくりしました。
だれかの差し金だろうか。。。
著者の中村恒子先生は精神科の医師です。
つい先日まで週6日で働いました。
戦後の混乱期に苦労して資格を取り、インターンを経て働き始めました。
結婚後は家庭に入るも、また医師として働くようになります。
夫と同居の両親の板挟みで家庭生活はさらなる苦労の連続だったようです。
恒子先生の語りを本にまとめてくださったのが奥田弘美さんです。
語りを文章にしているので読みやすく、さっと心にもしみ込みます。
偉業や夢を達成しなくてもいい、ただたんたんとこなしていく生き方があっていい
と肯定してくれる姿勢は肩の荷がおりてホッとしました。
調べてみると、続編も出ています。
機会があったら読んでみたいと思いました。
それでは また☆